不動産一括査定のメリットとデメリット
@不動産一括査定のメリット
申し込みに手間がかからない
オンラインで物件情報を登録するだけですから、本当に楽です!不動産会社に電話して説明をしたり、不動産屋さんを訪問して相談したり、そのような手間とプレッシャーがかかりません。
複数の不動産会社を比較できる
一括査定という仕組みを使えば、同じ条件で複数の不動産会社に査定依頼がかかるので、不動産会社を比較検討することができます!複数の不動産会社を見比べれば、一般人でも、不動産会社の良し悪しがなんとなく見分けられます。
その物件を扱っている不動産会社が見つかる
一括査定サイトのシステム上で、申込んだ物件を扱うことができる不動産会社を自動的に選別してくれますので、自分では見つけられないような不動産会社が見つかる可能性があります。
A不動産一括査定のデメリット
不動産会社から営業の連絡が来る
一括査定の申込みをすると、複数選んだ不動産会社に同時に査定依頼がいきますので、場合によっては営業電話が掛かってきます。もちろん、査定結果をもらうために申し込む訳ですから連絡をもらうのは当たり前なのですが、いざ連絡が来はじめると、うっとうしいと思うかも知れません。
複数の査定価格を見ることで逆に混乱してしまう
複数の不動産会社から査定結果をもらいますので、それぞれ異なる金額を言ってくる場合があります。本来は、複数の結果を見比べながら、自分なりに妥当だと思う不動産会社と契約すればよいのですが、あまりに色々な査定結果を見すぎると、少々わけが分からなくなってしまうかもしれません。
Bデメリットを乗り越える具体的な方法
不動産一括査定のデメリットを前述しましたが、これを上手く乗り越える方法をお伝えしましょう!
「不動産会社から営業電話がかかってくる」というデメリット
これは、次の方法によって高確率で防ぐことができます。不動産一括査定の申込み画面には、ほとんどの場合「コメント欄」や「自由記述欄」があります。
ここは、記入しなくても申込みが出来てしまうので、通常は見過ごしがちの欄ですが、実は記入した内容は、きちんと不動産会社に伝わります。この欄にきちんと、不動産会社にしてほしくないことを明確に記入しておけば、ほとんどの場合守ってくれます。例えば次のような要望です。
- 家の電話に掛けてきてほしくない。
- 連絡はメールでほしい。
- 郵便物を郵送してこないでほしい。
特に、例えば家族に内緒で査定をしているような方は、突然家の郵便受けに「○○不動産」から査定書が届いたら、大変ですよね・・・。ですから、きちんと希望を書くようにしましょう!
実際に、私が過去に一括査定依頼をした際にも、『必ず電話ではなくメールで連絡ください』と記入して申し込んだら、電話は一本も掛かってきませんでした。
「複数の価格を見ることで逆に混乱してしまう」というデメリット
これは、ある程度は仕方がありません。不動産の売買に慣れた方でも、査定価格の見極めは難しいです!
しかし、少々雑ですが、次のように考えれば、それなりの確率で妥当な査定価格に出会うことができます。
まず、ダントツに高い価格をつけてきた不動産会社は怪しいと思いましょう。とりあえず媒介契約だけ取りたくて、無謀な査定価格を提示している可能性が高いからです。
それから、一番低い価格をつけてきた不動産会社は、そこに頼むメリットが見あたらないと思いましょう。
例えば具体的に書くと次のようなイメージです。
- A社:4200万円 ← 高すぎてちょっと怪しい!
- B社:3800万円
- C社:3700万円
- D社:3550万円
- E社:3400万円 ← ここを選ぶメリットはないかな・・
このような場合には、とりあえずA社、E社は、はずして、B社、C社、D社の3社の営業担当者と面談してみればよいのです。
このように査定価格を見た段階で2〜3社に絞り、そのうえで、営業担当者がピンとくる会社に決定すれば、大きな失敗はしないと思います!