住宅ローン中の家を人に賃貸しても大丈夫?
住宅ローン約款を確認しましょう(ばれなきゃOK、はだめです)
住宅ローンは、金融機関とあなたとの間の契約ですから、その契約の内容がどうなっているか、によります。契約の内容は、住宅ローンを組んだ際に受け取った「住宅ローン契約約款」という書類に記載されています。
そこに「御自身が住んでいることが必要です」と書いてあるか、それとも特に書いていないか、を確かめましょう。
経験上は、次のような金融機関が多いと思います!
- 御自身が住んでいることが必要です
- 住んでいない場合には一括返済して下さい
- ただし、事情があって一時的に住まないのはOKです
という感じです。
実はこの「事情があって一時的に住まない」というのが、なかなか判断が難しいところです!どういう「事情」ならやむを得ないのか、それは金融機関が判断するからです。例えば、仕事の都合で転勤を余儀なくされた場合に、住宅ローン中の家を空き家にするのは、大体の場合、問題にならないでしょう。
事情があって住めない家を一時的に他人に賃貸する場合
これはグレーです。「事情があるから」や「一時的だから」という理由で、賃貸OKだと言い切ることはできません。
金融機関によっては明確にアウトかもしれません。なぜならば、通常、賃貸経営などの事業用途で借り入れする場合、住宅ローンよりも高い金利が掛かるからです。住宅ローンのような低い金利で賃貸経営をされては、金融機関としても、たまりません。
でも、住宅ローン中の家を賃貸している人も実際には、いるようです。住むつもりがあったけれど、事情があって住まなくなったのでしょうがなく人に賃貸している、という場合は、大目に見てもらえるケースもあります。ただし、必ず住宅ローンを組んでいる金融機関に相談しましょう!黙って人に賃貸するというのは、信用問題になるからです。
「ちゃんと返済していれば黙っていてもバレないだろう」と考えるのは危険です
なぜなら、金融機関からは定期的に郵便が届きますので、住んでいなければ遅かれ早かればれるからです。黙って人に賃貸していることがばれて、一括返済をする羽目になったら大変ですから・・・。
ところで、転勤などで一時的に住まないのではなく、もう住む必要がなくなった家を賃貸しようとお考えなのであれば、「売るか?貸すか?」という選択肢もあります。
これについては別の記事で管理人(眼鏡猫)の考え方を書きましたので、よろしければ参考にして下さい!
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