住み替えが必要になるタイミング

家の住み替えのパターン

賃貸⇒持ち家

多くの方が「家を所有する」ということに、ロマンを抱いているのではないでしょうか。いわゆる「一国一城の主」という考え方です。若いうちは、夫婦で賃貸住宅に住み、コツコツと頭金を貯めて、子供をつくるタイミングに合わせて、マンションを購入するか、少し郊外に一戸建てを購入する、というのが、これまでのお決まりのパターンでした。ただし最近では、この「持ち家至上主義」は下火になりつつあります。むしろ、賃貸にするか、持ち家にするか、という決断は、主に人生の経済計画によって決める方が増えています。どちらが正解か、ということは一概には言えません。住む場所やライフプランによって一人ひとり、条件が異なるからです。

 

持ち家⇒持ち家

持ち家を替える方の多くは、家を「アップグレードする」という目的です。家族構成や経済状況が変わって、今とは間取りやデザインが異なる家に住みたい、というパターンが多いでしょう。この場合には一般的に、「今まで住んでいた家を売る」ということと、「新しく住む家を買う(建てる)」ということを同時並行に行う必要があります。

 

持ち家⇒賃貸

持ち家から賃貸に住み替えるのは、やや珍しいパターンでしょう。職場の転勤などの事情で、引っ越しせざるを得なくなり、いったん賃貸に移るという方などが考えられます。そのような場合は、持ち家を「売る」か「貸す」か、という選択肢があります。

 

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住み替えのタイミング例@:子供が出来た場合

 

例えば、夫婦2人だけだったのが子供が沢山生まれて、手狭になってしまった場合などです。子供が生まれれば、新婚時代と同じ家で暮らしていくことはかなり難しくなってきます。家族が増える訳ですし、子供がいるからこその危険性なども生まれるため、住み替えを考えた方が良いのです。また、持ち家をもつ場合は、若いうちにローンを組んでおいた方が毎月少ない返済額で返していけるため、家計のやりくりが楽になるという利点もあります。

 

他には、子供のための住み替えもあります。子供たちを通わせたい公立の学校の学区が全く違う場所にあったり、大学の場所が自宅通学では難しいほど遠い場合など、良いタイミングとして住替えをする人もいます。

 

住み替えのタイミング例A:子供が独立した場合

 

家族4人で一戸建てで暮らしていたが、子供が全員独立してしまったため、夫婦二人だけでは広すぎるし、年を重ねて庭の管理も辛くなってきたという場合も住替えが必要となるタイミングでしょう。このような場合は、より小さな一戸建てへ引越しをするか、もしくはマンションなどに引越しをするかという事が考えられます。年を重ねてからなので、住宅ローンの返済が終わっている可能性が高く、比較的簡単に売却手続きも行うことが出来るでしょう。

 

住み替えのタイミング例B:職場が変わった場合

 

その他、転職や転勤した場合なども住替えが必要となるタイミングのひとつです。転職したところ、勤め先が通勤に数時間かかるような遠い場所だった場合、住替えた方がよいと考える人もいるはずです。このような場合、子供がいない家庭であれば身軽に動くことが出来るでしょう。また、転勤になり10年以上は帰ってこられない場合も、住替えが必要となるタイミングのひとつです。本当に10年で戻ってこられるのか保証がない場合、家族でしっかりと考えた方がよいでしょう。

 

住み替えのタイミング例C:親と同居する事にした場合

 

両親の介護などを見据えて、二世帯住宅を建ててすむケースが多いです。だいたい、40代〜50代くらいになると、そのような選択肢を検討しなければならない方が多いようです。私の知り合いの中にも2人ほど、40歳前後で二世帯住宅を建てた人がいます。

 

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家の住み替えが必要になるタイミングには色々なものがあります。しかし、基本的には家族の形態や住み方が居住している不動産と合わなくなってしまった時が、住み替えのタイミングなのです。

 

人生においては色々なタイミングで住み替えが必要となる場合があるのです。